都市計画道路予定地の売却にあたって知っておきたいことは
2022/09/24
都市計画道路予定地も問題なく売れることはありますが、売却に制限を受けるケースもあります。
実際に売り出してから問題に気付いて困らないよう、そもそも売れるのかどうかなどはあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
今回は、都市計画道路予定地とは何か、売却は可能なのかに加え、売り出すときの方法も解説します。
売却前にチェック!都市計画道路予定地とは?
都市計画道路予定地とは、都市計画法に基づく道路整備が予定されている土地のことです。
暮らしやすい街を作るには道路が不可欠であり、各自治体は必要に応じて道路の新設や拡張をおこなっています。
しかし新たな道路を自治体が持っている土地のなかだけで造るのは困難であり、一般の方が保有する土地も道路の建設予定地とされることは少なくありません。
ただし、道路の建設予定地とされても敷地の提供をいつ求められるかは不明であり、数十年にわたって何も起きない場合もあります。
工事の見通しが確定する時期も不明であるため、必要に応じて土地の売却も検討すると良いでしょう。
事業の進捗状況が重要?都市計画道路予定地における売却の可否
都市計画道路予定地も、道路整備の進捗によってはとくに問題なく売却できます。
いつからどのように工事をおこなうかがまだ白紙である決定計画の時期には、土地の売却もあまり制限されません。
このような工事前の状況が長引いて緩和路線が取られた場合も、持ち主の意向で比較的自由に土地を売り出せます。
工事の時期が具体的に決まっている事業計画の段階に入ると、土地を第三者に売るのは難しくなるので注意が必要です。
自分の土地を手放したいときは、事業計画の段階へ入る前に買主の募集を始めることが大切です。
都市計画道路予定地を売却する際の方法
土地に特殊な条件があることから、都市計画道路予定地は売却にあたって、市場価格より10%ほど値引きするのが通例です。
ただし、適切な値引き額は事業の進捗状況によって決まり、工事の見通しが比較的確定している場合は通常よりも大幅な割引を求められます。
買主とのトラブルを避けるためにも、工事に関する最新の状況を売却の直前に一度調べ、適切な価格を判断してください。
物件を取得するメリットについて、買主へ向けてアピールするのも、基本的な売却方法です。
都市計画道路予定地は敷地の提供を将来求められる可能性がある代わりに、土地にかかる税金が軽減されます。
このような魅力をしっかり伝えれば、少しでも購入を後押しできるでしょう。
都市計画道路予定地とは、道路整備の予定が立てられた土地のことです。
売却できるかどうかは状況次第で、工事の具体的な見通しがまだ立っていないうちなら比較的自由に売れます。
売却のチャンスを逃さないためにも、適切な割引をおこなうといった方法もおさえておくと良いでしょう。
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