液状化した土地に建つ家を売却する方法

自身で土地を所有している方はさまざまなリスクに備えておく必要があります。
これから所有している土地を売却しようと考えているのであればなおさらです。
土地の状態が良くないと売却するときに大変苦労します。
この記事では土地の液状化にフォーカスして、売却方法や注意点をご紹介します。

土地の液状化とはどのような状態なのか
土地が液状化したと聞いてもいまいちピンと来ない方もいるでしょう。
液状化とはそのままの意味で、土地の地盤が液体のように弱くなってしまうことです。
建物を建てるときには地盤調査をおこない、強度がしっかりしていることを確認してから建てます。
しかし、地震の被害などにより地中の砂と地下水が分離してしまうことで液状化という現象が起きてしまいます。
ここまで聞くとなんだか怖い現象のように聞こえますが、どこの土地でも起こる現象というわけではありません。
川や海の近く、埋め立てられた土地などが液状化しやすい地盤です。
液状化してしまうことで地面にヒビが入ったり、地下水が噴き出たりとさまざまな被害が出ます。
 

液状化した土地の建物を売却するときの注意点とは
被害が出る可能性のある液状化した土地や建物の売却にはいくつか注意しなければなりません。
まず、自分の土地は液状化していないから大丈夫と思っていても契約不適合責任を問われる場合があります。
売却した後に液状化が発見されたという事実は瑕疵に当たります。
今は液状化していなくても、自身の土地にリスクがある場合は注意しましょう。
液状化のリスクがあるということがあらかじめわかっている場合は、買主に伝えておくことがベターです。
また、液状化していることを秘密にして売却してしまうとトラブルに発展することもあります。
契約解除や最悪の場合は損害賠償を請求される可能性もあります。
売却しにくいからと言って告知せずに売却するのはやめましょう。
 

液状化した土地の売却方法とは
液状化した土地でも売却したいと考える方も多いでしょう。
その場合は素直に事実を告知して売却するという方法があります。
少し売却価格が下がってしまいますが、トラブルに発展することは無くなります。
また、相場と同じくらいの価格で売却したいのであれば地盤改良しましょう。
地盤改良することで相場と同じくらいの価格で売却することができます。
液状化しているからと言って売れないわけではありません。
きちんと告知して売却、もしくは地盤改良することで問題なく売却することは可能です

液状化とは土地の地盤がかなり不安定な状態です。
その事実や、液状化するリスクを告知せずに売却するとトラブルに発展するという注意点も。
しかし、きちんと告知することでトラブルにはなりませんし、地盤改良することで価格も妥協する必要はなくなります。
不動産売買は大きな金額が動きますので、誠実に売却活動することをおすすめします。
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