いわくつきの土地が売却に与える影響とは
2022/12/03
過去に事件や事故で亡くなった方がいる不動産は「いわくつき土地」と判断されるため、売却が難しくなります。
売却が長引いてしまうと、経費も高額になってしまうので事前に対策が必要です。
今回は、いわくつき土地が売却時に与える影響とともにそれらの不動産を売却する方法や注意点をご紹介します。
いわくつき土地の売却価格はどのくらい?
土地が「いわくつき」と呼ばれる理由はさまざまですが、自殺・他殺・孤独死があったことが主な理由でしょう。
また、それらの事件によって心霊的な噂が立っている不動産も、心理的瑕疵に触れるため売却しにくくなります。
一般的に、いわくつき土地は周辺相場より2割〜5割ほど値下げが必要です。
ただ、すべてにおいて当てはまるわけではなく、内容次第では売却価格に影響しない場合もあります。
事件や事故について調べ、噂が事実ではないことを証明できれば、価格を下げる必要もなくなるでしょう。
いわくつき土地を売却する方法
いわくつきの土地であっても、売却方法は通常どおりです。
不動産の売却方法には「仲介」と「買取」の2種類がありますが、いわくつきの土地を短期間で売却したいなら買取をおすすめします。
もし、仲介で売却するならデメリットを補えるメリットを伝えて売却すると良いでしょう。
たとえば、駅から近いことや周辺環境が充実していることなどです。
また、土地を駐車場として貸し出すことで、心理的瑕疵のイメージを払拭できる可能性もあります。
ほかにも、コインランドリーやトランクルームなどさまざまな活用方法が考えられるため、条件に合わせて検討してみましょう。
いわくつき土地を売却する際の注意点
いわくつきの土地を売る際は告知義務をしっかりと守り、事実はすべて伝えることが大切です。
意図的に隠すと、発覚した場合に買主とトラブルになり、契約解除や賠償金を請求される恐れがあります。
また、損をしないために周辺相場を把握しておくことも重要です。
事故物件だからと値切られないように、適正価格で売却するようにしましょう。
さらに、土地と一緒に建物も売却する場合、室内は清潔に保っておく必要があります。
清掃業者に依頼したりリフォームをしたりして、事件や事故の痕跡を消しておきましょう。
事件や事故などで心理的瑕疵に触れる噂が立った不動産は「いわくつき」として扱われます。
いわくつきの土地は一般的な不動産より売却価格が下がるため、前もって対策が必要です。
告知義務を守り、適正価格と注意点を押さえ、スムーズな売却を目指しましょう。
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