境界立会いを拒否された場合は?
2024/12/07
境界を確定させるためには、立会いが必要な仕組みであると見聞きした経験はないでしょうか。
今回は、必ずしも立会いは必須なのか、拒否された場合の対処法はあるのかを解説します。
また、トラブルを予防するために役立つ知識もお伝えしていくので、参考にしてみてください。
境界確定の立会いは必須なのか
境界確定をする場合、立会いは必須とされているのでしょうか。
できれば自分一人で済ませてしまいたい、相手の方に依頼をするのは忍びないと考えている方は多いでしょう。
しかし、作業をするうえで立会いは必要です。
隣地の所有者がいないと基本的には確定ができないので、拒否されると大きな問題になります。
そもそも土地を売るときは、筆界を明確にしておく必要があります。
明確ではない状態では、物件を売り出すのは難しいです。
そのため、拒否されると売却が進まなくなる事態に発展します。
なかにはこの状況にしびれを切らし、境界確定訴訟を起こす方もいるようです。
訴訟問題になると心身ともに疲れ果てるため、できれば避けたいものです。
境界確定の立会いを拒否された場合の対処法
対処法として挙げられるのが、土地地積更正登記です。
これは法務局に手続きをすれば、登記後に地積測量図が備え付けられます。
ただし、この手続き自体のハードルが高く、気軽にできるものではありません。
土地家屋調査士による対応が受けられる土地地積更正登記もありますが、こちらも実施は困難です。
筆界特定制度や確定訴訟などは、複雑な手続きが必要になるため、できれば避けたいと考える方が多いでしょう。
境界確定の立会いを拒否されないための予防法
隣地の所有者に立会いを拒否されなければ、訴訟問題をはじめとするトラブルに発展する心配はありません。
そのため、日頃から予防を心がけておくのがポイントとなります。
まずは日ごろの関係を良好にできるよう、感じの良い人間として接しましょう。
話しかけられたのに無視したり、避けたりすると、マイナスイメージを与えます。
人間関係が悪化すると、立会いを断られるリスクが上がるので気を付けてください。
また、売却を希望する場合は、その理由や背景を伝えてみましょう。
個人的な事情が絡んでいれば、同情して協力的になってくれるかもしれません。
隣地の所有者にも、土地の価値が高くなるメリットがあるので、その点も伝えましょう。
立会いは必須なので、自分一人で手続きを進めるのは不可能となっています。
対処法として訴訟を起こすなどがありますが、いずれも面倒なのでできれば避けたいです。
予防するためにも、良好な人間関係を築けるよう意識してください。
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