袋小路にある家は売却できる?
2025/03/01
袋小路にある家は、通常の家と比べて売却が難しい傾向にあります。
スムーズに売却するためには、袋小路の家の特徴とは何かや価格への影響を知っておくことが大切です。
今回は、袋小路にある家とはどのようなものか、価格への影響や売却の方法についてご紹介します。
袋小路にある家とは
袋小路とは、住宅地などで道路が行き止まりになっている地点のことを指します。
その周辺にある家は、出入りが難しい傾向にあり、とくに袋小路の奥まった地点にある家は売却が難しいです。
袋小路の家のメリットは、車の出入りが少ないため、排気や騒音が少なく、子どもを外で遊ばせやすい点にあります。
そのため、静かに暮らしたい方や小さな子どもを抱えるファミリー層には売却できる可能性があるでしょう。
一方で、デメリットは車の出入りが難しく、災害時は逃げにくいことです。
周囲に住んでいる方との交流が増える可能性も高く、人付き合いを避けたい方からの需要は低くなっています。
袋小路にある家の売却価格への影響
袋小路にある家は、評価が低くて売れにくく、売却価格も安い傾向にあります。
車の出し入れがしにくく使い勝手が悪いことも挙げられますが、より重要なのは接道義務による影響です。
土地に新しく建物を建てる、あるいは現在の建物を壊して再建築するためには、接道義務を満たす必要があります。
そのためには、幅員4m以上の道路に2m以上接している必要があり、袋小路の家はこれを満たしていない可能性があるのです。
接道義務を満たしていない土地は再建築不可になるため、現在建っている建物を建て替えることができません。
その分、新築住宅を望む方からの需要が低いことで売れにくくなり、問題がある不動産に分類されて価格が下がるかもしれません。
袋小路にある家を売却する方法
袋小路にある家をなるべく高く売却するには、家の印象を良くすることが大切です。
内覧の際はしっかり清掃をおこない、荷物なども整理して購入希望者の方に好印象を持ってもらえるようにしましょう。
また、再建築不可の不動産については、いくつかの手段で再建築可能にすれば、高く売れる可能性があります。
隣地を買い取って合筆し、道路に面した部分を増やして接道義務を満たす、土地の一部を道路として認めてもらう位置指定道路の申請をしてもらうなどの方法です。
さらに、隣の住民が家を増築したがっているのであれば、更地にして隣人に売却できる可能性があります。
袋小路は道路が行き止まりになっている地点であり、その奥にある家は売却が難しい傾向にあります。
袋小路の家は再建築不可なケースも多く、売れにくいだけでなく価格も落ちやすいです。
なるべく家の印象を良くするか、再建築が可能な状態にして売却するのが望ましいでしょう。
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