農地の相続税はどのように決まる?
2026/03/14
農地の相続では、その区分や利用状況によって評価方法が異なるため、計算が複雑になる場合があります。
評価額の違いは最終的な税額に直結するため、正確な仕組みを理解しておくことが大切です。
本記事では、農地の相続税がどのように決まるのか、評価区分の種類や計算方法について解説いたします。
農地の相続税はどのように決まるのか
相続発生時には、農地も現金や不動産、預貯金などと同じく相続財産の一部として評価されます。
そのため、農地単体で税額を計算するのではなく、まずすべての相続財産の評価額を合算し、基礎控除を差し引いたうえで税率を適用して全体の相続税額を算出します。
農地ごとに評価額を計算し、その結果を他の財産と合わせる形です。
評価額が過大または過小になると、全体の税額に影響が及ぶため、正確な評価が欠かせません。
また、農地の利用状況や地目の記載、登記簿や現況との一致も評価の前提条件として確認が必要です。
なお、税務署は現況に基づいて評価をおこなうため、登記簿上が農地であっても実際の利用が宅地化している場合は異なる評価になることがあります。
相続税評価上の農地の区分
農地は評価方法の基準として「純農地」「中間農地」「市街地周辺農地」「市街地農地」の4つに区分されます。
純農地と中間農地は、固定資産税評価額に国税庁が定める評価倍率を掛ける倍率方式で計算します。
また、市街地周辺農地は、市街地農地として評価した金額の80%を評価額とする方法です。
市街地農地では、宅地比準方式が主流で、宅地としての価格から造成費を差し引いたうえで地積を掛けて評価するのです。
なお、宅地比準方式は、宅地とした場合の1㎡あたりの価額から造成費を引き、その差額に地積を乗じて算出します。
区分の確認には、国税庁が公表する財産評価基準書や評価倍率表を参照し、所在地ごとの表示や記号を確認することが有効です。
そして、地域によっては、倍率方式と宅地比準方式の併用が可能な場合もあります。
農地の相続税の計算方法
計算方法は農地の区分ごとに異なり、評価式もそれぞれに定められています。
純農地や中間農地は「固定資産税評価額×評価倍率」で求められ、比較的算式は単純です。
また、市街地周辺農地は、市街地農地としての評価額に0.8を掛ける計算になります。
市街地農地は宅地比準方式で計算するのが一般的ですが、評価倍率方式を選択できるケースもあります。
そして、評価時には、最新の地価や国税庁の評価基準を確認し、間違いのない算出が必要です。
農地が相続税の納税猶予制度の対象になる場合、一定の要件を満たせば税の納付が猶予されるため、計算前に制度の適用可否を検討することが望ましいです。
なお、相続税の計算は複数の財産を合算しておこなうため、農地の評価額を正確に把握することが全体の税額管理につながります。
農地は、すべての相続財産と合わせて評価額を算出し、相続税の対象となります。
評価は、4つの区分に分けられ、それぞれ異なる計算方法が採用されます。
正しい区分を確認し、適切な評価方法を用いることで、農地の相続税を正確に把握することが可能です。
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