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景観地区にある土地を売買する際に知っておくべきこととは?

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景観地区にある土地を売買する際に知っておくべきこととは?

景観地区にある土地を売買する際に知っておくべきこととは?

2024/06/01

土地の売買を考えている時に気をつけなければならない点として挙げられるのが、景観地区であるかどうかです。
もし検討している土地が該当する場合さまざまな制限があるため、該当していないかどうかを確認する必要があります。

 

 

景観地区とは?
そもそも「景観地区」とは、街並みの素晴らしい景観を今後も作り守っていくために都市計画で定められている地区のことをいいます。
平成17年に施行された景観法にとって、都市計画区域や準都市計画区域内で指定できるようになり、令和4年3月31日の時点で北海道から沖縄県まで全国に55の景観地区があります。
計画地区に指定された地区では建築物の形や規模を都道府県や市といった景観行政団体が規制できるため、その地区内の土地の建築物にはさまざまな制限が課せられています。
もし従わない場合には工事を中断させたり計画の是正を指示したり罰則を与えることもでき、新しい建築を行うにも今までの景観を守りながら進めていくようにしています。

 

 

景観地区で制限されているもの
土地が景観地区に指定されると以下のような点で建築物に制限が課せられます。
まず必ず課せられるのは、建築物のデザイン・模様・色彩(形態意匠)などの制限です。
また選択的に課せられるものには、建築物の高さや面積の限度や壁の位置などの制限があります。
例えば鎌倉市では、建物全体への制限として「歴史的な風土や環境、街並みに調和するもの」であることや、色彩に関して「隣接する建物と反発してしまうような強い色彩を避けること」として基調となる色の基準が具体的に示されています。
このような条件は地区によって異なり、規制されている規模の建築を行う際には、景観行政団体の長へ届け出を出し許可を得る必要があります。

 

 

美観地区との違いとは?
景観地区と似た言葉に「美観地区」というものがあります。
美観地区とは美しい景観を守るために市町村が定めていたもので、京都府は最も多く美観地区を指定してその景観を維持してきました。
しかし平成17年に景観法が施行され美観地区は景観地区へと移行したため、美観地区の制度は廃止されたのです。
そのため多くの美観地区は景観地区へと名称を変えましたが、一部の地区ではそのまま美観地区という名前を残しているところもあります。

 

 

今回は、景観地区にある土地を売買する際に知っておくべきことについてご紹介いたしました。
景観地区とは、美しい街並みなどの素晴らしい景観を今後も守りつつ新たに建築物を作っていくために、都道府県や市が指定した地区のことをいいます。
指定された地区にある土地には、建築物の高さや広さ、色彩やデザインなどに制限が課せられ、新しく建築する際には景観行政団体への届け出が必要となり、もし守られていない場合には工事の中断や罰則が科せられる場合があります。
川崎市・横浜市の新築一戸建てなど不動産売買のことなら株式会社ダンデ・ライズ鷺沼支店にお任せください。
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