一戸建ての売却はなぜ難しいのか?
2024/08/17
マンションに比べ、一戸建て住宅の売却は難しいと言われています。
一戸建ての売却が難しい理由や原因はどこにあり、どのような対策が有効なのでしょうか。
今回は、一戸建ての売却が難しいと言われる理由や売れない原因、売却を円滑に進めるための対策についてご紹介します。
一戸建ての売却が難しいと言われる理由
一戸建ての売却が難しいのは、資産価値の低下が早い不動産であるためです。
木造一戸建て住宅の場合、資産価値が0円になってしまう法定耐用年数は、築22年となっています。
一方、鉄筋コンクリート造のマンションの場合は築47年と長く、一戸建て住宅はマンションよりも価値の減少が早いのです。
住宅ローンを組んで一戸建て住宅を購入した場合、売却する頃にはほとんど価値がなくなってしまい、ローンの完済が難しいケースも少なくありません。
また、一戸建て住宅には広い土地が必要になるため、土地が狭い都心部には少ない傾向にあります。
物件の選択肢が少ないため、利便性が高いエリアに住みたいと考え、特定のエリア内で物件を探している方の目に留まらないケースが多いのです。
一戸建てが売却しにくい原因
一戸建てがなかなか売れない場合、設定した売出価格が高いケースが考えられます。
周辺の不動産の相場価格よりも高く設定している場合は売れにくくなってしまうため、価格を見直す必要があるでしょう。
また、郊外など需要が少ないエリアの物件では、売却が難しい傾向にあります。
間取りが個性的な場合も、使い勝手が良くないと判断されて、避けられる可能性が高いです。
国内では、新築物件や築浅物件の人気が根強く、築年数が古い物件の場合も売れにくくなっています。
旧耐震基準が適用されている物件や設備が古い物件などは、よりその傾向が強いです。
売却が難しい一戸建てを売るための対策
一戸建てを売却するためには、売り出しのタイミングを見極める必要があります。
転勤や進学など、ライフスタイルの変化で引っ越しの需要が高まるのは、2~3月頃です。
また、月だけでなく、不動産の価格相場も確認しながら、タイミングを決めると良いでしょう。
売りたいターゲットへのアピールが不足しており、内覧の申し込みなどが少ない場合は、広告戦略の得意な不動産会社に切り替えるのがおすすめです。
ほかにも、ホームステージングでモデルルームのように理想的な内装を演出し、ポジティブなイメージを持ってもらう手もあります。
ホームステージングによってこの物件で暮らしたいと思ってもらえれば、一戸建てを買ってもらえる可能性が高いです。
一戸建ては、一般的に資産価値が下がりやすく、需要があるエリアには物件数が少ないため、売れにくいとされています。
実際に売り出している物件が売れない場合は、需要以外にも価格の高さなどが考えられるでしょう。
円滑に売却を進めるため、売却のタイミングやアピールの方法を検討するのがおすすめです。
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